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概要

広報誌 新ひたち野 No.16

米の検査始まる8月25日(金)に小美玉地区・8月30日(水)に石岡地区で今年初の米検査が行われました。昨年と同様、放射能検査も行い2地区とも基準値以下の数値で出荷には問題ないとのことでした。出荷された新米は、各地へ出荷される他、各直売所でも販売されます。検査後、米の担当を務める川口担当は「例年に比べ出穂は早く、その後の天候不良によって早生品種は不稔が多くみられ収量が少ない傾向だったが、JAの買い取り金額は昨年に比べ高くなり品質も上々であった。直売所でも販売されているので是非ご賞味して頂きたい。」と自身の気持ちを語っていました。ひたち野地区の米検査の様子美野里地区の米検査の様子小川地区の米検査の様子イネ縞葉枯病が増えています!【写真1】ヒメトビウンカ【写真2】穂の出すくみ県西地域を中心に、イネ縞葉枯病の発生が多くなっています。県南地域でも、昨年に比べると発生が増えていますので、まだ発生が少ないうちに防除対策を行い、イネ縞葉枯病の被害の拡大を食い止める必要があります。イネ縞葉枯病は、イネ縞葉枯ウイルスを持ったヒメトビウンカ【写真1】がイネを吸汁することにより感染するウイルス病です。ヒメトビウンカがイネ縞葉枯発病株を吸汁すると、ウイルスを獲得し、他のイネに感染させます。イネ縞葉枯ウイルスに感染すると、葉に淡黄色の縦縞ができ、穂が出すくんだり【写真2】、出穂しても不稔になって減収します。イネ縞葉枯ウイルスに感染してしまうと、治療する方法はありません。対策は、媒介虫であるヒメトビウンカを防除して感染の機会を減らす必要があります。今後の防除対策としては、発病株から発生するひこばえをヒメトビウンカが吸汁すると、ウイルスを獲得してしまうので、収穫後は早めに水田を耕起し、ひこばえの発生を防止します。来年の育苗時の対策としては、ヒメトビウンカを対象に、薬効が長期持続する育苗箱施薬剤で防除します。s h i n h i t a c h i n o08