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概要

広報誌 新ひたち野 No.36

09 s h i n h i t a c h i n oジェイエイトピックスJA新ひたち野苺生産部会(美野里地区)は12月上旬、小美玉市の美野里営農経済センターで目ぞろえ会を開きました。生産者14人のほか、JAの役職員、市場関係者が参加し、出荷規格の統一を図りました。今年度は天候不順や病気の発生などで発育が遅れ気味だったが、生産者の徹底した管理により、品質は良好で順調な出荷を続けています。苺生産部会の永木篤部会長は「新型コロナウイルスに振り回された一年だったが、いよいよ出荷時期が来た。事務局や市場などと情報を共有し、良質なイチゴを出荷していこう」と部員らに呼び掛けていました。目ぞろえ会では、生産者らはサンプルを手に取り、品質や形状などを確認し、互いに話し合いながら規格の統一を図りました。長印船橋青果の唐澤宏樹さんは「巣ごもり需要にも応えていければ」と話し、船見信治専務は「所得向上に向け皆さんの意見を集約して、JA新ひたち野のブランドを確立していきたい」と力を込めていました。同部会は生産者16人が2ヘクタールで栽培。作付け品種は「いばらキッス」「とちおとめ」。5月までに販売金額1億円を目指しています。生産者の要望が多かったことから、JA新ひたち野は12月上旬、生産者ら約20人を集め、小美玉市小曽納の栗畑で「栗のせん定講習会」を開きました。せん定時期を前に、日当たりをよくするせん定のポイントなどを学びました。講習会には生産者15人、JA職員らが参加。県中央農林事務所の忍垂常雄さん、片平宗行さんらを講師に招き、栗の葉を食害するクスサンの対策法や、木全体に日がいきわたる樹形の整え方など、実技を交えて学びました。忍垂さんは「無せん定で放置すると、日当たりが悪くなるだけではなく、栄養分が多くの枝に分散してしまう。残す枝は、日当たりをよくすることを最重視してもらいたい」と参加者に呼び掛けていました。JAの担当者は「農家さんから『講習会を開いてほしい』との要望が多かったので、実現できてよかった。これからも、組合員や地域の声を吸い上げていきたい。今日の留意ポイントを参考に、最適なせん定につなげてくれれば」と話していました。出荷規格の統一図る販売金額1億円目指すイチゴ目ぞろい会講習会栗のせん定講習会開く生産者の要望に応える